初心者演劇講座がはじまりました。
講師は西村さん。
西村さんは以前にも長野で「海よりも長い夜」「やわらかいモザイクの街」
などの演出を手がけました。
参加者は、今回が演劇初挑戦、経験者、学生などさまざま。
東京から長野にこの春戻ってきたばかりという参加者も居ました。
参加の目的も「新しいことにチャレンジしたい」「仕事のプレゼンテーションの役に立てば…」
「西村さんの演出技法の手ほどきをうけたい」など、多様です。
今回は初回ということもあって、役者同士がコミュニケーションをとるゲームや、
短い劇を作ることなどを中心に行いました。
演劇は、イメージを役者同士で共有することが大切なのだそう。
その共有を客席との共有に拡げていくのだとか。
行った創作ゲームの一例は…「短い劇をつくる」というもの。
3人1組のチームになり、ひとりが脚本と演出、残りのふたりが役者になって、
5分以内に出されたテーマを演出に織り交ぜながら劇を作ります。
全てのひとが順番に演出役をするのです。
参加者ひとりひとりの個性が立って、想像もしないような劇が次々と発表されました。
回を重ねるにつれ参加者の緊張がどんどんほぐれていって、
チームが結束していく様子が手にとるようにわかりました。
なんだか…すごい!
西村さんはその様子を「お互いの距離感がつかめていくこと」だと言っていました。
初回でしたが、見ていてたくさんどきどきする瞬間がありました。
演劇ってすごいかもしれません。
(写真・はるな 文・はやか)