2010年 1月9日(土)
1月9日(土)のワークショップのレポートの続きを。

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集合したメンバーが一番最初に向かったのは「小松屋荒物雑貨店」。
善光寺ができた後に創業した(つまり創業300年くらい)という
老舗中の老舗なのですが、時代の流れとともにお客さんが減り
細々と営業を続けていたところ、娘夫婦が帰ってきた!
それまで使っていた雑貨店の売り場を改装し、
昨年の御開帳を期に「自然派ワインとパスタの店 こまつや」を
オープンさせました。
業種は違うものの「こまつや」という名前を引き継いでのスタート。
まだオープンして一年も経たないのに、週末となれば行列のできる
人気店となっています。

そして、「小松屋荒物雑貨店」はレストランの横でこじんまりと
戸一枚分の間口でお店を続けています。

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せっかくの機会ということで、父・娘そろって話をしてくれました。
ご主人は長年高校の先生をしていて、お店と学校の掛け持ちを続けてきました。
(休みの日は寺子屋風に自宅を使ってボランティアで生徒たちに勉強をおしえたり、
 学校の部活動ではチアリーディングで生徒達を全国大会まで連れていくなど
 熱心な教育者です。)

娘「こまつやの、レストランの備品をここで買うこともあります。
  結構重宝するんですよ。トイレットペーパーとか」
父「昔は戸隠や鬼無里から品物を仕入れたんですよ。
  でも最近はつくる人がいなくなっちゃって・・・。
  まだ近所のお年寄りで、ちょこちょこ必要なものがある時
  助かるって言う方もいらっしゃるので、
  しばらくお店を続けていきたいと思っています」

などなど。

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お店の中はこんな感じ。掘り出し物がないか、みなさん目が真剣です。


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これこれ〜、ほしかったの! はたきを200円で購入。


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続いて向かったのは横町の「竹村陶器店」。

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すみからすみまで物色中。
誇りなんかふけばとれます。全然気になりません!そして安い。


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おやじさん曰く
「最近は外国人の人がおみやげに買っていくね〜」とのこと。
こちらのお店の創業は明治。おやじさんは三代目。
「私がこどもの頃はすごかったよ。
 この通りはさ、北国街道って言って、曲がり角がこう
 (ジェスチャーで)ジグザクになってるんだよ。
 すーっとぬけらんないようになってるんだよ。
 通りにはお店がズラッと並んでてまあにぎやかだったよ」


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人情系のふたつのお店を後にし、本日の本命・仲見世通りに突入。
正月ムードもまだ残っていて参拝客も多めで晴れやかにぎやか。
参加者の皆さんも自然と笑顔がこぼれます。

仲見世通りの中島物産店・若旦那、中島さんによると
全国に仲見世はいくつかあるけれど
善光寺の仲見世で特徴的なことはここに「住んでいる」ということ。
もともと簡易的な店構え(出店みたいな感じ?)だったけれど
度重なる火災に備えて現在のような住居と店舗をかねた
わりとしっかりした建物が並ぶようになったらしい。
そして今は観光客向けの商品を売るお店がほとんどだけれど
昔はこの周辺で暮らす人向けの生活に密着した品物を
売っていたそうです。

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こちらは中島物産店内にある「りんご物産」のコーナー。
長野市内で活動しているクリエイター集団ナナットのグッズが並んでいます。
信州らしい?りんごをモチーフにした布小物やステーショナリーなど。
地元のクリエイターと地元の商店がコラボレートして
新しいおみやげを提案している、という素敵なカタチです。


この後、40分の自由時間をもうけて、
それぞれにお買い物をしてもらいました。
条件は二つ。
・仲見世通りの商店で買うこと
・予算は1000円以内


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みなさん、包装紙やら買い物袋をさげて帰ってきました。
さてさて、何を買ったのやら・・・。
後編へ続く。

(あやこ記す)

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