2016年5月20日(金)〜22日(日)

唐組長野公演は善光寺の北東にある城山公園で行われます。
城山での公演は昨年に続いて二回目です。
ナノグラフィカは今回も実行委員として関わっています。

昨年の記憶を辿っていくと
草木のみずみずしい緑の中に立つ朱色の巨大テントが
あまりにも美しく、思わずため息が出ました。

トラック2台に全てを詰め込んで、テントを立て舞台を組み
照明を釣り配線をする。受付も出演も音響も照明も全て
劇団員自らの手によるもので、その知恵と力強さに衝撃を覚えました。

劇場を一から作り上げ上演するという行為が、とても尊いものに感じられました。
唐組が今後いつまで長野で上演してくれるかわからない、
テント芝居は減っていくことはあっても増えていくことはないだろう、
なんとか私たちのできることでこの唐組長野公演を盛り上げたい。

そうしてとっても地味だけどいくつかの企画が動いています。

①唐組勉強会@ネオンホール【3/10、4/14、5/19】
・・過去作品資料の上映とゲストトーク

②唐組写真展@城山公園【5/20〜5/22】
・・増尾久仁美氏が撮りためた中から厳選の数点を公園内に展示

③箱清水屋台【5/20、5/21、5/22】
・・地元の有志による焼きそば、フランク、ポップコーン、生ビールの出店

④唐組テント立て込み体験【5/17〜5/19】
・・荷下ろし、テント・舞台設営など

⑤差し入れ大歓迎【5/17〜5/23】
・・劇団員十数名は滞在中の毎日三食自炊です。おかずやおやつ、お酒など

⑥唐組お絵描きワークショップ@城山公園【5/21】
・・信濃美術館主催。講師は鈴村優さんです。


詳細はナノグラフィカにお問い合わせください。
チケットも取り扱っています。
ぜひ唐組芝居を体感してください。


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唐組第57回公演 改訂の巻「秘密の花園」

場所:長野市城山公園 ふれあい広場
日:5月20日(金)21日(土)22日(日)
開演時間:毎夕7時(6時30分開場)
入場料:前売券3,500円 / 当日券3,600円
    学生券3,000円(劇団でのみ販売)当日受付で学生証をご提示下さい。
    ※ 独立した幼児以外の幼児は入場をご遠慮下さい。

    入場整理券(前売券と引き換え)、
    当日券は午後2時より会場受付にて発行


チケット
取り扱い:・ガレリア表参道(4/1〜) 東後町
     ・ナノグラフィカ(4/1〜) 西之門町-931
     ・和光照明(4/1〜) 南千歳1丁目8−12
     ・ネオンホール(4/1〜) 権堂町2344
     ・箱山ふとん店(4/1〜) 西之門町933−4
     ・平安堂・ながの東急百貨店・エランドール 北石堂町 1391-5
     ・バーンチェリー 西鶴賀1472-9
     ・ピカデリーホール(松本市、4/4以降) 松本市大手4丁目7−2

     唐組      Tel 03-3330-8118
     チケットぴあ  Tel 0570-02ー9999
     イープラス  http://eplus.jp/karagumi/

問合せ:唐組 Tel 03-3330-8118

 
その他:長野公演の3日間午後2時〜、「箱清水屋台」が城山公園に出現します。
    焼きそば、生ビール、フランクフルト、ジュース、キャラメルポップコーンなど!

作=唐十郎
演出=久保井研+唐十郎

[役者陣]
久保井研/辻孝彦/藤井由紀/赤松由美/気田睦/岡田悟一/土屋真衣 他

[物語]
日暮里にあるひしゃげたアパート。そこに暮らす夫婦の元に、アキヨシは通っている。キャバレーホステスの一葉(いちよ)とポン引きの夫、大貫。アキヨシは毎月の給料を二人のところへ届けているのだ。託児所で火事を出し、その負債から水商売に身を落とした夫婦ははばかることなくアキヨシの給料を期待している。
 アキヨシは一葉にプラトニックな思いをいだいていた。夫の大貫も金のためか、そんなアキヨシの割込みを容認。奇妙な三角関係は二年続いている。
一葉はアキヨシにあるおとぎ話をよく語り聞かせた。それは生まれる前の港で、契りをかわしたというメルヘンである。
「きっと一緒だよ、向うに着いてもきっとね」と。
その一方で一葉は、かじかから執拗な求婚を受けていた。町中の女たちが自分のモノと信じて疑わないかじかは殿の威を持ってすれば女という女は自分になびくと豪語する。しかもかじかに無理やりはめられた婚約指輪はまじないがかかったかの様に一葉の薬指から抜けないのだ。
 そんな中、アキヨシが告げる一葉への衝撃の告白。姉の双葉(もろは)もそこにあらわれ......
日暮里の森の中、また秘めたる廃園の扉が開く!

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