わが家に新たな家財道具が加わりました。
〝新たな〟といっても中古ですが。
古いセイコー製の掛け時計。
年式は不明ながら、とある学校で長年、使われていたようです。
防水(防湿?)加工がしてあって、どうも元々は厨房仕様のようです。
うちに来る直前は、これまたとある学校のプールに貸し出されていたそうです。
門前の中沢時計本店で一目ぼれしてしまい、頼み込んで安く譲ってもらいました。
わが家の柱や壁の風合いにもよく合います。
娘がこれから時計の読み方を覚えるために、
アラビア数字の表記で、文字の大きなものをずっと探していました。
赤い秒針も素敵です。
(夫記)
善光寺さんの近辺はお祭りが多いです。
この一週間で三回ほどお神楽やお神輿に遭遇しました。
下の写真は12日、箱清水のお神楽で、娘がお獅子を前に固まっている様子。
下の写真は14日に地元・横沢町の八幡社で開かれた例大祭です。
普段、散歩しているときはお年寄りの多い地域だな、という印象でしたが、
意外に若者が多いのですね。
(夫記)
好きな食べ物は?と問われれば、
僕は迷わず「お餅」と答えます。
先週の日曜日、朝ご飯を買いがてら朝6時ごろから散歩を始めました。
しかし、最寄りのパン屋も、頼みのモンマートさんも開いておらず、
24時間営業のコンビニまでは結構歩かなければなりません。
「さて、これからご飯を炊こうか」と考えていた矢先、
1軒のお店からペタンペタンという音が。
看板には「溝口餅店」とあります。
覗いてみると、既に店主とその息子さんが働いていました。
聞けば7時開店だそうです。
まだ「豆鉄砲」と「切り餅」しか用意されていませんでしたが、
迷わず両方を買い求めました。
「豆鉄砲」は中の餡子が甘さ控えめで、豆の食感がアクセントとなっています。
「切り餅」は、真空パックの大量生産品とはまったく違って歯切れがよく、
餅米本来の味がしっかりと感じられました。
さすが、餅は餅屋!
(でも、今朝は閉まってました...。)
古い家ならではの難関とは、階段です。
横から見ると、傾斜が60度ほどあることがわかります。
ちなみに階段下は、台所の収納庫になっています。
現在、妊娠7ヶ月の大きなお腹を抱える私にとって、
この階段の昇降は、それなりの苦労と注意を要すること。
幸い頑丈な手すりが付いているので、大いに助かっています。
引越しの際には、やはりこの階段がネックになりました。
洋服ダンスがどうしても通らないのです。
実は、我が家はこの2年間、夫の仕事の都合で
長野→大阪→名古屋→長野と転居を繰り返しており、
今回が5度目の引越しとなるのですが、
そのすべてをサカイ引越センターにお任せしています。
頼れる彼らは、後日クレーン車を呼んで窓から入れようか、
あるいはあきらめて1階の居間に置こうか、悩む私をよそに、
ひらりと屋根へ飛び乗って、タンスを引っ張り上げてくれました。
さて、引越してから早1週間。
荷物はだいぶ片付いて、すっかり快適な我が家となりましたが、
日々、不便を感じるところがもう1箇所。
物干し場がないのです。
家の西側にある幅1.4メートルほどの敷地に物干し台を置きましたが、
屋根もなく、足場も悪く、ちょっと改良が必要です。
こちらは大家さんとMY ROOMの倉石さんに相談して、なんとかするつもり。
あ、あともうひとつ。
大量の靴を収納するための下駄箱を、こちらは夫と自作しようと計画中。
どちらも追々綴っていきます。
(妻記)
9月4日に無事引越しを終え、
本日7日、ようやく電話とネットが開通しました。
光回線を引き込む工事のためにやって来た人に、
「この家は土壁なんですねえ」と驚かれ、
「こんなに頑丈そうな柱は久々に見ました」と感嘆され、
「上手にリフォームされたんですね」と褒められました。
そうなんです。
我が家はとても古く、かつ丁寧に手が加えられているんです。
すべては大家さんと前住人のおかげです。
例えば台所は、システムキッチン完備。
例えば風呂場は、ユニットバス。シャンプードレッサーも設置済み。
何よりありがたいのは、味わい深い年代物の窓枠はそのままに、
窓の外側すべてに、サッシおよび網戸がはまっていること。
古い家に住むにあたって、何より懸念を抱いていたのは、
水回りとすきま風と虫の侵入です。
我が家では、これらがすべてクリアされているのです!
しかしやはり、古い家ならではの難関があり、
それが引越しの際にも立ちはだかったのです。
つづく
(妻記)
(おまけ、引越しの喧騒のさなか爆睡する娘)